7月&8月の理科学くらぶ♪

あっという間に2か月が過ぎ…7~8月のご報告が遅れていました…(-_-;)

 

今回は7月と8月一気にご報告です!(写真が少ないため…)。

 

7月のテーマは『確率』です!統計テクニックを使って、進化や自分の運の確立を求めてみました(^^)

 

(↑今年仕入れたばかりのサイコロボールは…すべて穴が開きました。)

まずは、進化のお話しをしたのちに、生き物たちの絶滅の確率を求めてみました(こちら写真無…)。

偶然によるものと必然的に起こる絶滅についてみんなで考えていきました。

 

そして、お次はあたりを探すゲーム。隠すコップを増やしていくとあたる確率はどうなるか…?を計算!

 

中学年は電卓に苦戦…高学年は小数点の計算と四捨五入に苦戦…

選べる目隠しでは、人気のものは取り合いに。どれも似合うよ~(笑)


自分の超能力を求める実験では統計解析にチャレンジ!

ちなみに今年は46名中、3名が「超能力が有意にあるか」可能性がありました♪

 

高学年や中学生では中央値と平均値の違いやデータのとり方による結果への影響も評価(計算して)みました。

 

実は身の回りでよく聞く情報には、様々な確率を用いた表現や統計手法が用いられています。

自分に都合の良いように計算できてしまうこともある「統計」だからこそ、言葉や計算の意味に興味をもってもらえたら嬉しいです。

 

そして、みんなの今学んでいる算数や数学が何に使われていて、何に使えるのか…そんなことを実感してもらえたかな~??

そして、8月のテーマはみんな大好き!?「化石」がテーマです。

 

ナカムラ秘蔵の化石を大開放しました!子どもたちはもう知っているかもしれませんが、私は古生物が大好きです♡

生物学に進んだのも古生物学がきっかけだったといっても過言ではありません!

まずは、化石のでき方や地質年代をみんなで学んでいきました。

ご家庭で謎の地質年代の歌を歌っていたのではないでしょうか…?笑

 

年代ごとの生き物や環境の特徴が、今の私たちの生活や進化につながっていることを感じてもらえたかな?

実体顕微鏡でジュラ紀の琥珀(マダガスカル産)を観察!

何が入っている??観察時は悲鳴・歓声が上がりました。

今回用意した琥珀の中には昆虫や植物が入っています。顕微鏡をのぞいてのスケッチも板についてきました。


活動内では示準化石と示相化石の話を行いました。今回は特に示相化石を多く登場させました。

そう!当時の環境を考察してもらい、小論文を書くために!

 

中学生クラスではすでに取り組んでいましたが、今年から高学年でも毎月実験や観察結果から考察を小論文として書いています。

「頭でわかっている事」・「話す事」・「文章に書く事」って必ずしも結びついているわけではないんですよね。

 

せっかくのみんなの気づきやアイデアを、発表だけではなく、文章化にもチャレンジしていきたいと思います。文章化のコツもゆっくりお伝えしていくので、自分の想いを表現できる文章を書けるようにがんばろ~!!

2回目では、石川県能登産の微化石を観察していきました。

 

きれいな微化石達を取り出すのにみんな慎重…実験がとても上手になってきました。

今回は、放散虫・珪藻・有孔虫・カイメンやナマコの骨などを発見できました。

 

『時間足りない~!』『ずっと観察していられる~』なんて声を聞けると嬉しい限りです。

当時の環境を知る手掛かりにもなる、小さな美しくて不思議な化石達に、どんどんはまってほしいです。

美しい珪藻にうっとり…♡

放散虫の芸術的な網目!完全体を見つけられた子はテンション最高潮です。


理科は覚えることは多くても、観察や実験が楽しい!という子が多いのでは?と思います。

 

でもその実験結果の先を考える「考察」にはまってほしいです。たくさん想像・妄想!?して自分の興味関心や未来の問題への架け橋にしてもらいたいものです。

 

さて。元素テストも地道に続けています。だいぶみんな覚えてくれたので、大変助かります!

「珪藻の骨格はSiOなんだよ~」とか言うと「ケイ素と酸素なんだ!」と反応が。

これからは抜き打ち&中村の気まぐれでテストしていくのでよろしくね☆

 

来月からは職業と結びついた応用的な理科になっていきます。

さあ、ここからが本番!来月はスペシャルゲストが来ますよ~。お楽しみに♪