6月の理科学のテーマは植物!
植物と動物の違いを顕微鏡レベル(細胞レベル)で学んでいきながら、生き物の分類や体のしくみについてお話していきました。
こちらは中村秘蔵の生き物フィギュアを自分がイメージする”仲間ごと”に分けてもらっている様子です。(それレアだから!丁寧にね!!…と叫ばずにはいられませんでした)
みんなで”仲間分け(分類)”することで、他の人の考えも知識もシェアできます。
「ペンギンって…何…?」「鳥でしょ!」の声も。
環境で分けるクラスもありましたが、多くは『綱(両性類、鳥類、魚類…など)』で分けるクラスが多かったです。
生き物の違いを知ると、どれだけ私たち動物と植物がかけ離れているのかわかります。
でも共通しているところも。
…ということで、次は植物と動物の違いを細胞レベルで学びます!
スケッチにフィギュア並べに暗記テストに…!?
繰り返し繰り返し細胞の中身の違いを覚えていきました。
そして、今月は顕微鏡をマスターして様々な細胞のちがいを観察・スケッチ・考察していきました!
「実験台をきれいに!」「道具を丁寧に扱う!」「後ろ通るときは声がけして!」…「でも、壊れるくらい正しく触る!」…
私のビシバシ連続口撃(?)でみんな上手にそして大切に顕微鏡が扱えるようになりました。
特に3~4年生は、よく頑張ったね。さあ、そうしたら次はたくさんミクロの世界が見えてくるよ!!
2回目の活動では植物の体のつくりを学びながら様々な花の解剖と花粉観察、そして花式の調査を行っていきました。
どの花がいい~?…と満面の笑みでお花を提供。
そう。その後の黙々と数える作業を私は知っているから…
「私はヒマワリ!」…うん頑張れ。
「ガーベラで!」…おお~見た目はきれいだよね。
「じゃあトルコキキョウ!」…うん!いいチョイス!
そして、選んだ花の雄しべや雌しべ、花弁やがくの多さにみんな絶句。そして私への文句。
でも2か月目にしてみんな言わない「めんどくさい」。
そう。理科学くらぶでの禁句ワードにしています。
調査には忍耐力も必要!
こうやって研究は一歩ずつ進んでいくんだよ(^^)
みんな『大変だ~』と叫びながらも、結局やりとげる。
大変な活動も一生懸命のりこえながら、植物の種類ごとの違いと生存戦略に興味を持ってくれる姿は頼もしいです。
調査結果や採集した花粉の全メンバーの物を記録します。
自分の結果と違う結果に驚いたり、納得したり。
限られた時間の中で次々に記録・観察しながらもメンバーの名前を覚える良い機会にもなります。
そして、フィールドノートへの記録も板についてきました。
昔のゲームのキャラクターみたい!?
アオイ科の花の花粉です。かわいい~!と人気でした。花粉をかわいいだなんて、嬉しい声です♡
今回はちょっとだけお楽しみの活動も。
私が小さいころにこんなのあったらいいのにな~…と思っていたアイデアを形にしてみました♪ぜひお子様にもせてもらってください!
話は変わり…
この写真は「きれいな」流水にのみ生息できるバイカモ。只今きれいに咲き誇っております。
中学生では「きれいな水とは何か?」「悪臭とは何か?」をテーマに水質調査や悪臭調査を実施しました。
山形市内の様々な環境から採集した水の微量金属調査や大腸菌検査、PH調査など国の行っている様々な水質・悪臭検査を行い、行政区の結果と比較。
何気なく口にしている水や空気はどうなっているのか…そして『きれい』とは何かを深く考察していきました。
写真がほとんどないのが残念ですが、なかなか興味深い結果に、みんな「う~ん…」と悩む。
まるで写真映えするきれいな色の違いですが…緑色ほど大腸菌が多い状況です。
みんなショックを受けていたのは、トイレの水ととある「きれいとされている水」の結果が一緒だったこと…
水にしても空気にしても、法律と感覚の乖離を突き付けられる結果となりました。
普段何気なく使い、でも、不可欠な水と空気。
今回の結果をもとに小論文も作成しましたが、それぞれの悩んだ痕が文章からにじみ出ていました。
何が正しいか、ではなく、何がこれから必要か…さあ、沢山ディスカッションしようね♡
さて。実は2024年度から、中高生対象のまだシークレットにしている活動がスタートしております。
こちらは時が来たら皆様にお知らせしていきたいと思っています★
7月の理科学のテーマは数学!!
さあ、楽しんで実験していきましょう!!
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