11月&12月の理科学くらぶ♪

あけましておめでとうございます!あっという間の2024年…放課後理科学くらぶも残すところ3か月となりました!

 

ワクワクしながら頭を一緒に抱えて取り組んでいきましょう!

 

2か月に1度のご報告が恒例となってしまいましたが…11月~12月の活動をご紹介します。

11月のテーマは地震と火山。

「震災はきっと起こる」を心に、地震や火山の仕組みを学びながら、防災をサイエンスの知恵を使って考え・作り出す活動をしました。

 

模型実験には今回はお菓子や食べ物を使ったため、いい香りのする回でした(笑)

 

写真は噴火が起きた際の緊急用品早着替えの様子。「これ家にないけど、代わりになりそうなものある!」という声も。今回をきっかけにご家庭での防災対策に結びついてほしいです。

地震対策の模型を作る様子。チームで話し合います。

限られた資材でどこまで安全な家を作れるか!?

地震再現装置の上で試験実験!さあ、予想通りいくか!?


火山の回では噴火を実験的に再現しました。

 

分量に間違いが出ないように、正確に計量します。1年を通じて様々な実験器具の使い方も上達してきました。

(初期のころは…『まださわらな~い!!」の私の大声が部屋中に響き渡ることもありました。…懐かしいです(笑))

さて、事象の仕組みを学んだり実験も大切ですが…やはり、プレゼン&考察は一番重要視してます。

 

誰だって練習しないとうまくなりません。繰り返し繰り返し…最近は『さ、実験は終わりで…』というと『…考察でしょ~?』の声が。

まさにパブロフの犬化…!?シメシメです♪

そして12月はみんな楽しみにしていた鉱物の回です!石は地球からのラブレターです♡

 

私自身が鉱物が好きなので、みんなにじま…いえ、見せてあげたい鉱物をたんまり持っていきました。

 

鉱物が作り出される地球の奇跡と11月の活動とのつながりを改めて意識しながら学びました。

クラスによっては授業前に自習も。…でも、それぞれの勉強の進度について言い合いながら、そしてにぎやかに、です。

 

授業外での関係性が授業内での関係性にも影響してくるので、ぜひたくさん関わり合ってほしいです。

今回は初回に様々な石の見分け方にチャレンジ!硬度や条痕、カラーや結晶の形など10種類程度の同定方法を実験で学んでいきます。

そして、オリジナルのモース硬度標本箱を作っていきました。分子の特徴も書きこんでいると「え!?この鉱物ってこの元素使っているの!?」との声も。


そして2回目では私が用意した謎の鉱物をチームに分かれて調べてもらいます。1回目で学んだことを見直しながら同定実験を行っていきます。

図鑑をみながら数値確認。

メンバー同士話し合って決める風景も板についてきました。


各チームの予想をホワイトボードに書き込みます。

数多ある鉱物から調べて結果を導く楽しさを知ってもらえたら嬉しいです。

 

固定概念を捨てながらも自分の計算や実験結果に自信をもって導くサイエンスの魅力を鉱物から感じてくれたかな~??

さて。今回は2023年最後の回。

ということで、毎年恒例(?)のクリスマスプレゼンです。

今年は「佐藤屋」さんに頼んで理科学だけのオリジナル『琥珀発掘おかし』を作ってもらいました!!

味も見た目も発掘感もパーフェクト!!

 

久慈の琥珀をイメージして、琥珀周りの母岩にも炭を練りこんで発掘時にワザと手が汚れるようにするにくい演出です。

 

 

「他にはない鉱物お菓子がいいな~。私の好きな琥珀とかいいな~」という無茶ぶりに「じゃぁ、これは?」とどんどんアイデアを膨らませて作ってくれました。感謝です。

 

中学生でさえ、テンション上がってこんな顔です(近いって…)。

実は、今回は最後にブラッドダイアモンド(紛争ダイアモンド)の話し合いもしました。歴史と法律、経緯を話したうえで、それぞれが国連や各国の代表として現状の指針変更に向けて発言していきます。

テーマは『キンバリープロセスを現状維持か変更か』です。

 

そしてうちの団体メンバーがすごく嫌な大人役(現状維派)をやって、ことごとくみんなの意見をつぶしていきます(ごめんね)。

 

自身の利益を優先する大人たちの都合や感情論にどのように発言し、少しでも納得できる道筋を作り上げていくか…かなり重めの対立ディスカッションです。

今の戦争・紛争も目にしているからこそですね。涙ながらに発言する子もチラホラ。

 

中学生クラスでは、『発言がないようなので、諾(現状維持)とみなします。』…この発言に『いや…ちょっと待って。』の声が。

おかしいと思っても、声を上げなければ変わりません。

一歩ずつ、自分なりの声のあげかたを見つけていってほしいな、と願うばかりです。

 

でも、琥珀お菓子を見たら『人が納得・感動するアイデアを作りだす大人』の存在を感じてくれたようです。

ありがとう、佐藤屋さん!八代目‼来年もよろしくお願いします(笑)。