やってきました!新規プログラム『寄生生物』!
身の回りには様々な生き物が寄生し、寄生され、互いに助け合ったり、相手の命まで奪ったり…
不思議な隣人『寄生生物』ワールドへレッツゴ~!
この写真は私のペットのアニサキスちゃん。
こうやって見るとキレイでしょう??
※なお、今回のBLOGは苦手な方もいるかも??閲覧注意で~す。
まずは寄生生物の分類や宿主との関係を学んでいきます!
こちらは、サナダムシの一生をお話しているところ。
種類によって、環境によって多様な生態を持っている彼らは、たくましい!
初回は線虫やスーパーで見られる寄生虫を中心に観察。
アニサキスはどこにでもいますが、今回はどうしてもタイノエ(ウオノエ)とホタテエラカザリを見せたかった!!(いや、私が見たかった)
何件のスーパーや魚屋をはしごして魚の口やホタテのすきまをのぞいて不審がられたか。
ウオノエに至っては、ざっと100匹以上確認してようやく5ペア見つけました。
分かります?!マダイの口の上についたウオノエ!基本的にはペアでいます!
彼らの生態はまだわかっていない部分が多いですが、大海で出会うオスとメスのラブストーリーには落涙ものです。
こちらはノドグロについたウオノエ!種類もつき方も違うんですよ!!
ちなみに私はノドグロのウオノエのが好みの顔です。
きゃ~!!かわいい~♡の方のテンションもいれば(こちらの写真)、
ぎゃ~!!無理~!!の声も。
まあ…得手不得手は誰にでもありますが、何事も経験です。
知らないよりも対処法も知って、(あわよくば)小さな生き物たちの生命の神秘に興味がわくかもしれません。
ぜひご家族でも楽しんでいただきたいです。
パックの中で動くアニサキスを食い入るように見つめる姿。
探すのも楽しい♪
顕微鏡で観察すると、寄生に特化した体の形もくっきり。愛着も沸きます。
これは中学生のスケッチ。
きちんと生物画で描いています。
特徴や気づいたことも書きこんでいきます。
ダンゴムシの模型と比較して、体を観察すると…「一緒じゃん!」の声。
足の数も顔の位置も節の数も、まるっきり一緒。
そう思うとより身近に思いませんか?
2回目は外部寄生虫を中心にお話ししました!
みんなには宿題(?)でおうちのダニを集めてきてもらいます。
というかそもそもいるのか!?
どんなところにいるのか!?
家族のみんなもドキドキの調査です。
(大抵何らかの種類のダニがどこにでもいますので、ダニが多いから必ずしも不衛生ってわけではないですよ)
ダニってどんなだっけ?
アリと比較して書くと昆虫ではないことが分かります。
私の用意したダニで観察練習。思った以上にかわいいでしょう?
でも、やっぱりいや~!
の声も(笑)
中学生は特別に「カオダニ」を見ました。
自分のカオダニ、我々のカオダニ…
スタッフの朋ちゃんは採集しすぎて顔の皮膚がちょっぴりむけました(笑)
皆さんもお気をつけください。
カオダニの最新研究からなにが考察できるかなどもディスカッションします。
私たちの身の回りには、たくさんの生き物がいて、彼らと支え合ったり、こっそり何かを奪われたり、たまに悪さされたりする生き物たちがいます。
寄生生物ときくと、いやなイメージだけかもしれませんが、共に生きて、恩恵もたくさん得ています。
正しく知って、正しく対処。
ぜひ皆さんもスーパーやご家庭で寄生虫観察してみて下さいね♪
(この絵は朋ちゃんのカオダニを小城がスケッチ(らくがき)しました。かわいいね♡)
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