8月にもなると、授業前の元素テストもこなれてきましたね。中学年も高学年もほとんどの子が目標のカルシウムまではクリア!全部覚えている強者も!
楽しみながら覚えて、理科だけではなく生活の中でも元素に親しんでもらえたら嬉しいです。
さてさて!8月の理科学くらぶは「生態系って何?フクロウのペリット分析」でした。
ヤマネ研究会のイベントヘビーユーザー(?)のキッズにとっては「え~またあ~?」と言いたいでしょう!
でも今回は特別な許可と知り合いの研究者に頼み、アメリカフクロウのペリットを入手することができました!!
1人1人分析したものを標本にするとともに、これまで当団体で子どもたちが分析してくれた、日本のフクロウ類の結果と比べて考えてみました!
まずは、生態系ってなに?を学びます。
簡単に言えば「命のつながり」や「エネルギーのつながり」ですが、さまざまな生き物が複雑に関係しあっています。
身の回りの生態系を各々フィールドノートに描いてもらいました!
中には…これはクマ?…イヌ?…いや、ネコ…?というような画伯もいましたが、みんな頑張って考えて書いてくれました!
そして、ペリット(フクロウなどの猛禽類などが消化できないものをはきだしたもの)の中から出てくるかもしれない骨の識別を学びました!
遠目に見たら一緒!ですが、じ~っくり見てみると…「ぜんぜんちがんじゃん!」との声。
それに気づけるのは素晴らしい!
それでは、さっそくペリットを分析してみましょう!!
何が入っているか分からない…ある種ドキドキプレゼントくじみたいなものです。
さあ、アメリカフクロウは何を食べてるかな~~?
もくもく…ピンセット疲れる~!
しょうがないなあ~…手伝うよ、の図。
これ、ネズミかな~~?
高学年は、無音時間も。
分析の次は、同定(種を決める)&標本作成!
様々な標本例をお見せしましたが、最後は自分のセンス!
自分で納得のいく標本に仕上げていきます。
ルーペで見極めよう!
これは~…ハタネズミ!
集中して体斜めになってるよ…
標本完成~~!!
今回ペリットを譲ってくれた方へ、写真と結果を送りたいと思います(^^)
実は、アメリカでは生態系を学ぶために、小学校でこのペリット分析を行います。
みんなと同じ年代の世界中の子たちがどんな「理科」を学んでいるかも知ってもらえたら…と思っています。
少しづつですが、英語も交えて授業も行いたいと思っています!
ネズミの形??らしさ全開!
説明がしっかり書かれています!
オシャレです!
キレイに並べてます!
中学生コンビはさすがの仕上がり!
絵がいいですね~!
苦労して完成した標本です。
飾って何回も見て、たまに直して、アップデートしてもらえたら嬉しいです。
お次は、ペリット内容物結果のデータ化です!
日本(トラフズク)とアメリカのフクロウは何が違って何が一緒か…?考察をみんなでしました!
結果を読み取るのは簡単ですが、そこから考察するためには、様々な情報が必要になります。
フクロウたちの大きさ・生態・生息環境は…?気候は…?食べられる動物たちの生態は…?アメリカや日本の環境保護状況は…?
結果+情報で考え出された考察は各クラス様々です。
ぜひお子様方のフィールドノートを盗み見てください(笑)
それぞれの興味のあることが考察を膨らませます。生き物や理科だけではない得意分野をぜひ生かしてほしいなあと思います。
次回もホネ!進化がテーマです。
自分の体と比べることで、進化を不思議をデータ化していきたいと思います!
次回も元気なみんなに会えるのを楽しみにしています★
(中村)
コメントをお書きください