2021年放課後理科学くらぶスタート!

やってきました!2021年放課後理科学くらぶスタートです!

 

今年は土曜クラスも新設し、全クラス24名での開校です。

 

今年1年間もどうぞ宜しくお願いいたします。

 

初回は「元素」がテーマ!

前半は、元素って何?と学びながら様々な元素の種類やつながり方を学びました。

後半は83番元素ビスマスの人工結晶作成実験です!

もちろん、フィールドノート(理科学では「実験ノート」かな?)も、ガッツリ使います。

まずは、周期表!

歌を使って今年いっぱいに全部覚えます(書けるようにもなろう)!初回はカルシウムまで。

元素の中で最も軽い「ヘリウム」の実験もしました!声が変わるって知ってても、それってどうして!?元素の力が私たちの体に影響を与えていること気づいてもらえたかなあ?

これは下敷きで静電気を起こしています。これも元素をつなげる力のひとつ。ピンポン玉を電子に見立てて金属結合も学びました。

『重さ』の実験。体積と密度の関係を目で見て学びました。

「鉄1kgと綿1㎏はどっちが重い?」

…?となった方、どうぞ理科学くらぶまで!

 


みんな真剣に、ワイワイと発言しながら授業を進めていきます。分子量に単位がないことも、気づけました。

 

余談ですが…プラチナを実際に見ながら1g当たりの値段を言った後は厳重に私のポケットへしまいました(笑)

 

 

酸素は赤で、炭素は黒…色と形、穴の数を考えながら、私がお題で出した分子を作っていきます。

ブロック遊びに近いです。

高学年クラスは難しい分子にもチャレンジ。まだ最高難易度には誰も達していません。早く来てぜひチャレンジしてね☆

分子を袋に入れておかたづけ。

床に水素が転がった~!あれ?俺の酸素どこ??って会話が飛び交います。


 

普段生活していても、意外にも元素の力は身の回りにあります。

 キッチンのガス検知器は下にあって、火災用の煙探知機は上にある。これもガスや煙の成分となっている分子の違いを活用しているからですね。

 

世界はすべて「ツブツブ(元素)」でできている!普段の生活でも実感してもらえたら嬉しいです。

 

さて、後半は「ビスマス」の実験で、『結晶』を学びました!

これは、私が作ったビスマス結晶(3㎝くらいまで育てることができました!←ちょっと自慢☆)。

 

初回で学んだ分子の並びや人工的に作った原子についても学びました。

 

ビスマスと言えば…113番元素「ニホニウム」のお話もしました♪

今回はビスマスを溶かすということで、271.3℃以上にしなければなりません。つまり、とても安全な実験とは言えません。

 

今だから言えますが、子ども達から笑顔が消えるほど真剣に脅しています(笑)

 

もしかしたら起こるかもしれない最悪条件もわかったうえで、正しく安全にできる、というのを1年を通じて実験から感じてもらえたら嬉しいです。

 

まずは、手始めにアルコールランプの練習。緊張しすぎず、でも、適度に緊張してひとつずつ本実験に向けて集中力を高めていきます。

マッチをつけたのも初めての子も。「できない」「あぶないからだめ」で止めないで、「正しくつかえば大丈夫」を増やしていこうね(^^)

中学年クラスはガスコンロを使いました。10分以上じっとしながら、ビスマスの変化を観察していきます。

ペンチでしっかり握って固定。実験後は緊張と握りしめで、手がぶるぶる震えていました。がんばったね!


中学年平日クラスは少しうまくいかなかったので、6月に再チャレンジ!今度こそ結晶化させようね!

この真剣な表情!

小学校3年生も、自分を信じて最後までできました!


高学年クラスはアルコールランプで実験します。微動だにせず実験に取り組む姿はさすがです。

こちらも高学年クラス。どうしたら自分が集中できるかを考えて実験に取り組む姿はさすがです。


作った結晶をルーペや顕微鏡で観察し、分子構造の変化を考察します。

 

実験に失敗しても成功しても、「なぜそうなったか」を考えていきましょうね!

 

次回のテーマは「花粉」。

花がムズムズしそうな回です。

どうぞお楽しみに~~!

 

                               (中村)