7月の放課後理科学くらぶ♪

7月の理科学くらぶは、6月に引き続き「骨」回です。

 

7月のテーマは「進化」です!

コウモリの手の骨格標本作成を通じて、前回のニワトリやワニの手の骨格標本と比較しました。

 

この写真は、じ~~~っくりコウモリの手を観察する様子です。

 


まずは、高学年も中学年も「進化って何!?」からスタートです。

生き物を進化的に近い順番にならべかえてみます。

 

形はこっちに似てるよね~!なんてみんなで話し合いながらならべていきます。

 

実は、この並び順はDNAを使用した系統樹というものです。

「似ている」という感覚って一人一人違いますし、もちろん形で見たりDNAで見たり、見方を変えると「似ている」も違いが出てきます…なんてお話もしました。

 

最近の研究では、コウモリは馬に近いことがわかっています(もちろんDNAでです!)。

 

さあ、今回は形(骨)で比べてみようね!

因みに今回使用したコウモリは死体を譲り受けたもので、標本作成の許可もきちんととってあります。亡くなってしまったコウモリをみんなの手で標本として蘇らせてあげましょう!

消毒したコウモリの皮膜をとりのぞき~~・・・

骨をきれいに並べ~・・・

発泡スチロールにピンで成形して止めます。そして漂白&消毒!


そして標本箱に入れたら完成!素敵でしょう!!?

…って簡単に書いていますが、子どもたちは皮膜をむくのに四苦八苦…発泡スチロールをピンで突き刺しもれだす消毒液…標本箱の配置にあーでもない・こーでもないと悩み、みんなの努力の結晶がこんな素敵な標本を作り上げました。


今月もディスカッションも行っていますが、特別に「進化をグラフで表そう」もやってみました。

 

これ、使うのはサイコロと表(あれば色鉛筆)だけ。4つの色のサイコロを遺伝子に見立て、絶滅までの回数(確率)を求めていきます。

 

進化は偶然におきるのか?それとも必然におこるのか…?!ダーウィンや木村資生さんの進化の考え方を学びながらサイコロでチャレンジ!

 

結果は……ぜひ皆さんもご家庭や学校でトライしてみてください♪