惜しまれつつも10月30日に閉店してしまったカフェ、SOWACHEにて生物画を描くイベントを10月26日と27日に行いました。
数年ぶりに平日のイベント実施。
大人な空間でゆったりと生き物に向き合って描く…
主催側の私もとっても癒されました~~
今回はSOWACHEさん店内にあるアンティーク家具や雑貨もお借りしてレイアウトしました。
職人さんたちの想いと年月の詰まったアンティーク家具や作品は本当にステキですね。
いつもの標本もドレスアップした感じがします。
「セイブツガ」と言葉で聞くと静物画をイメージされる方が多いのですが、今回の『生物画』は文字の通り、図鑑などで描かれている生き物たちの絵です。
今回は生物画の海外と日本の歴史なんかもお話させていただきました。
プリニウスやフック、ダーウィンにヘッケル…一度はTVや教科書などで耳にした人物たちではないでしょうか?
日本の幕末期には田中芳男さんや山形にも松森胤保さんなど優れた生物画を描く方々もいたんです。
鎖国や戦争といった日本の政治にも翻弄されてきた静物画の歴史などもお話していきました。
続いて、生物画の描き方(コツ)を実際の標本を見ながらお話しました。
コツは…
① 生物の体のルールを守る
② 点と線で描く
③ 程よく手を抜く
という簡単なものです。
体のルールが一番難しいんです。
何気なく見ているカラス、カタツムリ、ダンゴムシ…かけますか?
うまくなくても体の形や関節のルールがあっていると、あら不思議!その動物に見えます。
皆さんもノートの切れ端に試してみてくださいね♪
コツをもとに黙々黙々…
心が無になれます。
やりすぎると腱鞘炎になります(笑)
自分の選んだ標本の特徴はどこか、気に入ったところや気付いたところはどこか…
標本と向き合う姿、皆さん素敵ですね。
さて、皆さんの作品は…
トビシママイマイ!上手ですね!
生きていたころの姿が思い浮かぶようです。
フクロウの羽根!
芸術作品です。売り物ではありません 笑
小休止にSOWACHE特性のスコーン(中村の好物)と紅茶か珈琲のご提供です♪
疲れた目と手を癒しましょう♡
パクっと…
おいしいでしょ~~?
マーマレードかブルーベリージャムから選べましたが…選べない!という声続出。
たしかに究極の選択ですよね。
野帳(フィールドノート)に。
リタイア後の趣味に。
大人の自由研究に。
身近な生き物をよく観察してその生態や体の仕組みに驚きと敬意をもって描かれてきた生物画。
時に写真よりもその生き物がリアルにとらえられていて、私自身写真の図鑑よりも生物画で説明された図鑑の方を好んで使う時が多いです。
ぜひみなさんもお気に入りの場所で、生物の姿をお気に入りのノートに記してみませんか??
今回はSOWACHEさんの閉店で少し寂しい気持ちもありましたが、参加してくださった方々の作品や笑顔に触れて、またこのようなイベントを行おう!と決意した中村でした。
それでは、皆様ごきげんよう~♪
(中村)
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